0183

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初唐敦煌宮廷寫經

size: 660×26.3cm

初唐 水墨硬黃紙
 
初唐敦煌宮廷写経『妙法蓮華経』
 長安宮廷写経1巻、儀鳳元年(676年)、硬黄紙、書き手は張昌文。サイズは660×26.3センチ。
 本作品の経巻は全長約6.6メートル、約340行で、料紙は全13枚使用され、『妙法蓮華経』第8品から第10品までを書き写したもの。烏絲欄、料紙一枚に28行、満行17字。写経の日付は儀鳳元年(676年)8月20日、書き手は群書手の張昌文である。
 本巻の書法は厳格で荘重、規範的で美しく、筆使いは簡潔で点画は生き生きとしており、文字の構成は厳正で整然としている。文字は数百行に及ぶも、配置は整然としており、始終一貫して美しく堂々としている。書写者の態度は慎重で、書法の技量は極めて高く、典型的な唐代の写経体の傑作であることが見て取れる。
 長安の宮廷での写経は、咸亨2年(671)から儀鳳2年(677)にかけて行われた。これは則天武后が故父母への追福のために書写したもので、『妙法蓮華経』と『金剛般若経』をそれぞれ三千部ずつ写経した。本巻に記載されている「写経使」は唐代の著名な画家閻立本の甥の閻玄道であり、判官は李善徳、詳閲者は太原寺の僧侶である。咸亨元年(670)9月、則天武后の生母の栄国夫人楊氏が亡くなると、則天武后はその邸宅を寺院に改め、太原寺と名付けた。慧立が寺主、道成が上座を務め、この二人は本巻の詳閲僧でもある。書手の張昌文は、上海博物館所蔵の敦煌宮廷写経にも見られ、その写経の日時は儀鳳2年(677)2月13日である。

初唐敦煌宮廷寫経《妙法蓮華經》
  長安宮廷寫經1卷,儀鳳元年(676),硬黃紙,書手張昌文。尺寸660×26.3釐米。
  本作品經卷全長六米半多,約三百四十行,共用料紙十三張,抄寫《妙法蓮華經》第八品至第十品。烏絲欄,每紙二十八行,滿行十七字。抄寫時間為儀鳳元年(676)八月二十日,抄手為群書手張昌文。
本卷書法嚴謹莊重,規范美觀,用筆簡練,點畫靈動,文字結體森嚴,端莊整齊。文字有數百行之多,佈局整齊,始終如一,美觀大方。可見書手抄寫時,態度恭謹,書法水平極高,是典型的唐代寫經體傑作。
  長安宮廷寫經抄寫於咸亨二年(671)至儀鳳二年(677),是武則天發願為已逝父母追福所抄,共抄寫《妙法蓮華經》和《金剛般若經》各三千部。本卷所載“寫經使”為唐代著名畫家閻立本之侄閻玄道,判官為李善德,詳閱者為太原寺僧人。咸亨元年(670)九月,武則天生母榮國夫人楊氏去世,武則天將其宅邸舍為寺院,名曰太原寺,慧立為寺主,道成為上座,這兩人均為本卷的詳閱僧。書手張昌文又見於上海博物館藏敦煌宮廷寫經,抄寫時間為儀鳳二年(677)二月十三日。

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